仏教のわかる話

成城山耕雲寺

第25話 神様と仏様について 

私たちは生活習慣として神仏に手を合わせる機会がよくあります。

信仰心のまったくない人でも、初詣にどこかの神社仏閣におまいりに行けば手を合わせます。どうしても物事を達成したい時にも「神様お願いします。」と祈りながら手を合わせます。受験の時には合格祈願をし、厄年になると厄除けをしてしまうのが人情です。
また、神仏にまったく縁遠い生活を送っている人でも死に直面したり、あるいは寿命に近づいたりすると、自然に神仏のほうに顔を向けるようになります。

私達は普段、神仏と共にあることなどまったく意識していませんし、もし神仏があるとしても遠くて偉大な存在と考えていることの方が多いようです。 ところが生命の究極にたち至ったとき、まったく意識することなく命の働きかけが始まり、自然に神仏のほうに意識が向き始めることになります。
それこそいのちへの回帰現象にほかなりません。どうしても物事を達成したいとき、神仏に願いたくなるのも、お守り札を捨てられないのもいのちの働きかけによるものです。

そうして考えてみると、神仏を拝むこととは、実は自分自身に内在しているいのちの根源に対する、働きかけであったことがわかります。


 
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