仏教のわかる話

成城山耕雲寺

第45話 大仏(だいぶつ)について

大仏といえば、日本では奈良の大仏・鎌倉の大仏が有名で、その他にも東京大仏・牛久大仏とか全国にいくつもの大仏があるが、そもそも大仏というのは、丈6仏(1丈は、6尺)以上の大きな仏像をさしている。
奈良の大仏は聖武天皇の命により9年の歳月をかけて天平勝宝4年(752年)4月に東大寺に完成したものである。当時世相は荒廃(こうはい)し、国家安穏(あんのん)を祈願する為に建立されたという。この大仏は釈迦像を形取り、正式名は毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)といい、梵語VAiROCANAの音写で、輝くものの意である。主に華厳経(けごんきょう)の本尊として太陽のように、光明があまねく世界を照らし、宇宙的存在としての仏であり、また仏の智慧が広大無辺であることを象徴している。
鎌倉の大仏は当初釈迦像ではなく阿弥陀像として造営されたといわれている。
暦仁元年(1238年)鎌倉の浄光和尚の発願によりはじめは木造の阿弥陀像がつくられた。当時この仏像をまつる仏殿は関東一の大きさだったと言われている。 由比ヶ浜の津波により、大仏殿が流出し、荒れるにまかせていたが、現在の高さ11、3メートルの金銅仏は後に祐天上人が釈迦像として再興し、浄泉寺を高徳院とあらためてから整備され、現在に到っている。
いずれも国家安康を祈念する為の大仏として今日でも沢山の人々が参拝している。


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