仏教のわかる話

成城山耕雲寺

第52話 数珠(じゅず)について

数珠は念珠ともいわれ数多くの珠を芯糸でつらね、ひとつの環として結ばれている。
この数珠は私共が仏教徒として欠かすことのできない必携品である。
仏事、法事の時に持参し、仏を合掌する時に左手にかけて用いる法具である。
インドでは僧侶が修行の集会日を知るのに三十の黒白の珠を使ったのがはじめとされている。
お釈迦様がマガダ国のラージャガハにおられた時、近国より使者が来て「わが国では盗賊に脅かされ、食料不足や、疫病が流行して人々は困り、国王は大変心を痛めていますが、仏の教えによって救われる方法はないでしょうか」と問われたので、お釈迦様は苦しみをなくそうと思うなら、木槵子(もくげんじ)百八個を置き、常に数珠を持って三宝(南無帰依仏、南無南帰依法、南無南帰依僧)を称えなさい。早速、国王は数珠をつくらせ自らも三宝を唱えたところ人びとは救われ、国は安泰になったと、木槵子経(もくげききよう)に記されている。
数珠はインドより中国そして日本へ仏教伝来とともに伝わり、どの宗派でも用いられているが、その数については一定していない。
しかし百八個を満数として、五十個ないし二十七、あるいは三十六ないし十八というように二分法や三分法がとられている。
人間の持つ百八の煩悩を断つと考えられ、除夜の鐘のつく数にも用いられている。


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