仏教から生まれた日常の言葉

成城山耕雲寺

「挨拶 (あいさつ)」

人間関係すべて挨拶に始まって、挨拶に終わるといいます。
よそのお宅を訪問したとき、黙って入る人はいないでしょうし、帰るとき無言で立ち去る人もいないでしょう。「挨」は聞く、「拶」は交わるの意味があります。心を開きあい、ふれあってこそ人間関係は成り立ちます。
家族の間でも挨拶ひとつせず、心を開かず、ふれあわずという家庭には、とかく問題をかかえている場合が多いようです。

家庭内での挨拶には「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」「おやすみ」の八つしかありません。「おはよう」があるからには「こんばんわ」もありそうなものですが、これは家族同士では使いません。明るく円満な家庭のバロメーターは、家庭内で挨拶が交わされているか否かによるといってもいいでしょう。健全な子どもを育てる第一歩は、朝の「おはよう」から挨拶しあうという基本マナーを習慣づけることから始まります。
その単純なことを軽んじて躾だ、勉強だと叫んでみても心にうるおいのある子は育たないと思います。

「ことばの旅」静岡県成道寺住職伊久美清智師、著より


 
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