仏教から生まれた日常の言葉

成城山耕雲寺

往 生 (おうじょう)

 どうにも困った状態のことを「難問をもちかけられて往生した」などと言います。また、「ついにあの人も大往生を遂げた」と死を表現する言葉としても使われます。本来は「往(ゆ)きて生まれる」と書くように、どこかに生まれることなのです。善行を積み重ねることによって死後、極楽浄土に生まれかわる、あるいは、人間の力ではどうにもならなくて、仏様にすがって救われる、または、多くの経験を積み、努力して悟りの世界に至ることも往生といいます。往生には、困ったことという直接の意味はもっていませんが、死=どうしようもないこと=困ったことという関連の中から現在使われているような意味をもつようになったものでしょう。

静岡県成道寺 伊久美 清智師 著より


 
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