仏教から生まれた日常の言葉

成城山耕雲寺

外道(げどう)

 「外道」という言葉は、一般にはきわめて強い軽蔑をあらわす言葉として「この外道め!」というように用いられています。外道とは「道の外」、道に外れたものを意味し、仏教では仏教以外の宗教をいうときに用いられました。
 インドではお釈迦さまの時代に前後して数多くの思想家が現れ、彼らのほとんどは極端な教説を唱え、普偏的な思想というには程遠いものでした。そこで仏教以外の教説を信じる者のことを「外道」というようになったものです。
 今日でも「この宗教に入信すれば、病気が治ります」とか「災難から逃れることができます」などと言って、人を惑わせたり、甘言や虚言で金銭を巻き上げるようなニセ宗教は、外道以外の何ものでもありません。
 「溺れる者はワラをもつかむ」といいますが、外道に入信する人も実に多い世の中です。しかし、真の宗教には迷信や非科学性は決してあり得ないことを心すべきです。

静岡県成道寺 伊久美 清智師 著より


 
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