仏教から生まれた日常の言葉

成城山耕雲寺

第55話 懺悔(さんげ・ざんげ)

 悪いことをした場合に、「懺悔する」とか「懺悔して改心する」などと使われるこの言葉は、過去に犯した罪悪を神仏などに告白し、反省して悔い改めるという意味です。この語を一般には「ザンゲ」と発音しま すが、仏教では「サンゲ」と読みます。語源はインドの古代語サンスクリットの「クシャマ」を漢字に訳したもので、人に許しを請う意味ですから、反省して悪い点を改めなくては許しは得られないわけです。
 反省と懺悔は、どちらも似たような意味ですが、反省は、じっくり自分を見つめ直すことであり、懺悔は、心から改めて二度と過ちをくり返さないよう固く誓うということで、懺悔の方が意味は深く、強いといえます。私たちの日常生活では数多い煩悩に振り回され、間違いを犯すこともあるのですが、反省をし、懺悔をすることによって人間としての成長があるのではないでしょうか。

静岡県成道寺 伊久美 清智師 著より


 
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