仏教から生まれた日常の言葉

成城山耕雲寺

第63 舎利(しゃり)

 お寿司屋さんでニギリにつかう米のご飯のことをシャリといいます。また、昔は米は非常に高価で、一般庶民の口にはなかなか入りませんでした。たまに白米のご飯にあり つけると「銀シャリ」といって、その光沢に感激したといわれています。このように使われている「シャリ」ですが、この語源は、お釈迦さまの遺骨としての「舎利」から出ています。「仏舎利」と称するものは世界中(特に東南アジアの仏教国)に散在しています。古代インドにおいて、お釈迦さまの遺体は火葬され、その遺骨は細分化されてインド各地に運ばれ仏舎利塔が建てられました。日本の五重の塔なども仏舎利なのですが、こうして仏舎利は無数に分骨されていきました。そして、1つひとつの仏舎利は非常に微細なことと、その形が米粒に似ていることから、お米のことを「舎利」というようになったといわれています。

静岡県成道寺 伊久美 清智師 著より


 
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