仏教から生まれた日常の言葉

成城山耕雲寺

第81話 単位(たんい)

 高校や大学などで、全教科に、決められた「単位」があって、それを履修することを「単位をとる」といいます。また、重さや長さを測定するときに使うグラム、リットル、メートルなども「単位」と呼ばれています。この「単位」という語は、禅の修行道場で修業僧一人に与えられるスペースが畳一枚で、そこで坐禅や食事や就寝もするわけですが、この畳一枚の場所のことを「単位」というところから使われるようになった言葉です。

 各自の単位には、それぞれの名札が下げられており、起きて坐禅をしている時や食事の時は畳半畳、寝る時は畳一枚あれば眠ることができる「起きて半畳、寝て一畳」という生活が行われています。このように修行道場においては「単位」が修行の基盤であり、基準になっているところから、転じて学習の基準量や、数量を計る基準となるべきものを「単位」というようになりました。

静岡県成道寺 伊久美 清智師 著より


 
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