/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第49話 子煩悩(こぼんのう) 人並み以上に自分の子どもをかわいがる人のことを、「あの人は子煩悩だね」 などと感心したように言いますが、もとは別の意味をもっていました。 わが子に保険金をかけて殺してしまうという、とんでもない親もいましたが、 わが子がか […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第48話 言語道断(ごんごどうだん) あまりにもひどく言葉も出ないほどだ、とんでもないこと、もってのほかという意味で使われる「言語道断」は仏教に語源をもっています。 深遠な真理や究極の境地は、言葉で表現する道が断たれる、言葉では表現できないほど奥深く重大な […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第47話 娯楽(ごらく) 『妙法蓮華経』というお経に「自ら娯楽して、無量の安穏快楽(あんのんけらく)を得べし」(譬喩品)とあるように、「娯楽」は仏教に語源をもっています。一般に「娯楽」といえば、パチンコ、麻雀、映画、演劇、音楽、落語などを思いう […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第46話 乞食(こつじき) 他人の情けにすがり、お金や食べ物などをもらって生活する人のことを「乞食」(こつじき)といいますが、最近ではあまり見かけなくなりました。 本来は「こつじき」と読み、「食を乞う」ということですが、僧侶の修行のひとつとなっ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第45話 降伏(こうふく) 戦争に負けたり、やっつけられて「こうさん」するという意味で使われている「降伏」という言葉があります。日本では昭和十二年に始まった日中戦争が、拡大の一途をたどり昭和十六年十二月、第二次世界大戦となって日本本土も戦禍を受け […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第44話 業(ごう) 「業」という字は一般的「農業」「工業」などと使われています。 また別の使われ方として「自業自得」「善業」「悪業」という場合もあります。前者は「仕事」という意味ですが、後者は「行為」という意味をもっています。人の行為を […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第43話 けんちん汁 物質文明を謳歌している現代社会において、物は豊になり「消費は美徳」などという言葉も生まれ、とかく物を粗末にする風潮があります。まだ十分に使える物を平気でポイと捨てて、もったいないとも何とも思わなくなり、物のいのちをいと […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第42話 外道(げどう) 「外道」という言葉は、一般にはきわめて強い軽蔑をあらわす言葉として「この外道め!」というように用いられています。外道とは「道の外」、道に外れたものを意味し、仏教では仏教以外の宗教をいうときに用いられました。 インドで […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第41話 玄関(げんかん) 昔は、よほどの家でないかぎり玄関を作らなかったもので、それだけに人々から珍しがられたり、うらやましがられたもののようです。今は時代が大きく変わり、一戸建ての家なら玄関を造るようになりました。さてこの玄関、本来は「玄妙な […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第40話 玄人(くろうと) いまは「その道の専門家」という意味に用いられていますが、もとは中国で使われていた仏教用語です。 「玄」(げん)は「黒」のことですが、「墨染の衣」(すみぞめ)というように、中国ではお坊さんは、基本的に黒い衣を着ていたの […]