第53話 仏教と音楽

仏教では明治以降に仏教を讃える讃仏歌として、古くは声明(しょうみょう)や御詠歌としてはじまった。
しかし近年では仏教の諸行事に西洋音楽として、深く取り入れられるようになった。
古い音楽にとらわれることなく、新しい形式として仏教賛歌(仏教聖歌ともいう)が作られ、それが取り入れられるようになった。
日本では明治20年頃、時の作曲家である土岐善静によって作られた「法の深山(のりのみやま)」がはじめとされる。
以後、各宗派の寺々で法要に仏教聖歌として取り入れて、仏教の音楽が大いに活用されるようになってきた。
もともとは西洋音楽の強い影響を受けて、仏教でも一般会衆がともにうたうようになってきたのである。