写経とは

写経の由来

インドで仏教が始まり、それが中央アジアや東南アジアを経て中国へ伝わり、さらに朝鮮半島(百済)を経由して日本に伝来したのは六世紀半ばと考えられています。これらすべての仏教圏において、聖なる経典を写す写経が発生しました。
日本では最も直接的な仏教修行として、さらに祈願成就(病気平癒や先祖供養等)の修行として長い歴史を経て現在に至っています。

仏教修行としての写経

現代社会では筆を持つことが稀になってきていますので、写経と聞くとなんだか堅苦しく、難しい物のように思いがちですが、読んで字のごとく写すのですから、字の上手、下手ではなく、心をこめて丁寧に写していくことが大事なことです。
当山では「般若心経」と言う経典を用いていますが、これは空(とらわれない心)を説くお経です。
静かな環境の中、お線香の香りに包まれて姿勢を正し、呼吸を整え、心を込めて書き写してください。
自己を見詰め直し、清々しく充実した時を体験して下さい。

浄心会(写経の会)

(日程)

毎月第四土曜日、午後一時半より

(持ち物)

小筆のみご持参ください。書道用の下敷きも必要ならお持ちください。硯、墨、文鎮等はこちらでご用意してあります。

(費用)

写経セット 一巻 1000円 (写経用紙・手本・納経料含む) 当日受付でお求め下さい。

※写経は毎月17日の観音様縁日に御祈願し、当山へお納めします。

浄心会風景の写真

浄心会風景の写真
浄心会風景