/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第84話 弾呵(たんか) 「見損なっちゃいけねえ!」と、威勢よく歯切れのいい言葉でまくしたてることを、「たんかを切る」といいます。この「たんか」は「弾呵」と書きます。 お釈迦さまが存世当時、その教えを篤く信仰した人に「ユイマ(唯摩)」という人 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第83話 旦那(だんな) 「旦那さん、お安くしときますよ」とか「お宅の旦那さんは…」などとよく耳にしますが、妻が夫を、使用人が主人を、商人がお客を呼ぶときに使われる「旦那」という言葉があります。 もともとはサンスクリット語の「ダーナ」を音訳し […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第82話 だらしない 節度やしまりのないことを「だらしない」といいます。お母さん方も「この子はだらしない子だね」とか「こんなに散らかして、だらしがないよ」などと日常使っているこの言葉のルーツとしては次の二つが上げられます。 ① 駄臘次(だろ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第81話 単位(たんい) 高校や大学などで、全教科に、決められた「単位」があって、それを履修することを「単位をとる」といいます。また、重さや長さを測定するときに使うグラム、リットル、メートルなども「単位」と呼ばれています。この「単位」という語は […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第80話 脱落(だつらく) 「脱落」とは、字のとおり読めば脱け落ちることで、「競争から脱落する」というように使われ、一般には落伍の意味に使われています。しかし、もとは落伍という意味はなく、さまざまな煩悩から脱してさとりの境地に達することで、「解脱 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第79話 達者(たっしゃ) 「お達者でなよりです」とか「お達者ですか」と、体の健康状態を表すことばとして使われる「達者」は、本来「目標に達した人」つまり、さとった人のことをいいます。 さとった人には「迷い」とか「むさぼり」とかがないから、悩みも […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第78話 他生の縁(たしょうのえん) 「袖すりあうも他生の縁」は、よく耳にすることわざです。 袖がほんの少しふれ合っただけでも、浅はかならぬ縁があるからだということです。お互いにこの世に生きあわせたことさえ不思議なご縁なのに、道で出会う人々が衣服がふれ合 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第77話 沢庵(たくあん) 日本各地にはさまざまな漬物があって、それぞれ作り方や味に特色があります。そうした漬物の中でも、沢庵漬けは最もポピュラーな漬物で、全国いたるところで漬けられています。沢庵漬けは「貯え漬け」がなまった言葉という説もあります […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第76話 刹那(せつな) 刹那主義とか刹那的などと使われるこの言葉は、インド・サンスクリット語のクシャナという言葉の音訳で、極めて短い時間の単位のことです。十二ヶ月を一年、三十昼夜を一ヶ月 という考え方は古代インドにすでに存在しておりました。 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第75話 殺生(せっしょう) 「生きもの」を殺すことであり、仏教ではかたく禁じられ 「不殺生戒」という戒律があります。昔、インドで行われていた 宗教行事にはヤギなどの動物をイケニエに捧げる犠牲祭が行われて いました。 生きとし生けるものは、互いに […]