/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第54話 差別(さべつ) 人種差別、身分差別、女性差別、障害者差別など差別問題がクローズアップされることがあります。 ここでの「差別」は、すべていわれのない基準による上下のランク付けです。 この言葉の語源となっている仏教語の「差別」には、こ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第53話 サバを読む 物の数を数えるとき、わざと多く数えてごまかすことを「サバを読む」といいますが、もともとは、禅宗の修行道場で行われている食事作法から出ています。禅宗の食事作法では、まず自分が食べる前に、食器からご飯を数粒つまんで取り出し […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第52話 食堂(じきどう) 飲食店のことを「食堂」(しょくどう)といいます。堂という字のつくところといえば、お堂、本堂、観音堂、阿弥陀堂、坐禅堂など仏教寺院に多く使われています。とすれば、食堂も寺院に関係があるようです。 仏教では食堂をジキドウ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第51話 金輪際(こんりんざい) 「もうこんなことは、金輪際しません」と使われるこの言葉は、物ごとの極限を表現する場合の、絶対にとか、どんなことがあってもという意味で使われます。この「金輪際」は、古代インド人が考えた宇宙観に起源をもっています。それによ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第50話 根性(こんじょう) 「すばらしい根性をもっている」とか「根性がくさっている」などと、あらゆるところで使われている「根性」という言葉は、日本人の好きな言葉の一つでしょう。「根」は気力の源である素質のこと。 「根本」「根幹」「根気」などと […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第49話 子煩悩(こぼんのう) 人並み以上に自分の子どもをかわいがる人のことを、「あの人は子煩悩だね」 などと感心したように言いますが、もとは別の意味をもっていました。 わが子に保険金をかけて殺してしまうという、とんでもない親もいましたが、 わが子がか […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第48話 言語道断(ごんごどうだん) あまりにもひどく言葉も出ないほどだ、とんでもないこと、もってのほかという意味で使われる「言語道断」は仏教に語源をもっています。 深遠な真理や究極の境地は、言葉で表現する道が断たれる、言葉では表現できないほど奥深く重大な […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第47話 娯楽(ごらく) 『妙法蓮華経』というお経に「自ら娯楽して、無量の安穏快楽(あんのんけらく)を得べし」(譬喩品)とあるように、「娯楽」は仏教に語源をもっています。一般に「娯楽」といえば、パチンコ、麻雀、映画、演劇、音楽、落語などを思いう […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第46話 乞食(こつじき) 他人の情けにすがり、お金や食べ物などをもらって生活する人のことを「乞食」(こつじき)といいますが、最近ではあまり見かけなくなりました。 本来は「こつじき」と読み、「食を乞う」ということですが、僧侶の修行のひとつとなっ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第45話 降伏(こうふく) 戦争に負けたり、やっつけられて「こうさん」するという意味で使われている「降伏」という言葉があります。日本では昭和十二年に始まった日中戦争が、拡大の一途をたどり昭和十六年十二月、第二次世界大戦となって日本本土も戦禍を受け […]