/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第27話 観念(かんねん) あきらめる、または覚悟するという意味で使われる観念という言葉があります。 その他、観念は、ものごとに対する考え方、認識を意味する場合もあります。 しかし一般には、本来の意味が逆転して使われていることが多いようです。「観念 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第26話 過去(かこ) 「過去」も「未来」も「現在」も仏教に語源をもっています。 「過去」は、サンスクリット語の「ガタ」の漢訳語で、「行ってしまった(ものごと)」の意。 「未来」は、「アナーガタ」の漢訳語で、「まだやって来ていない(ものごと)」 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第25話 甘露(かんろ) 暑いときやのどが渇た時などに冷たい水を飲むと気持ちがいいものです。 こういう時の表現として昔は『甘露、甘露』と言っていました。文字通り解釈すれば「甘い露」なのですが、仏教で「甘露」と使わる場合、昔のインドの神様の飲み物の […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第24話 学生(がくしょう) 仏教の理論というのは、二千数百年来、多くの人々によって語られ、しだいに複雑化していきました。 そこで、理論を学びたいという僧侶たちを学問寺(がくもんでら)のようなところに集めて、仏教の数理をことこまかに学習する施設が作 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第23話 引導(いんどう) 「もうそろそろ彼には引導を渡すときがきたようだ」とか「ついに部長から引導を渡されたよ」というように、一般には「引導を渡す」という言葉は、終止符を打つ、最後通告といった意味で使われます。 これは、葬儀という人生最後の告別式 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第22話 お釈迦(おしゃか) ものがこわれたときに、「おしゃかになる」。できそこないのものができたときに、「おしゃかが出る」といいます。 この言葉は、特に、鋳物(いもの)業者の間で使われていたようで、一説によると、鋳物を作るときの火が強すぎることを、 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第21話 開発(かいはつ) 現代社会では、科学文明・物質文明が、驚くべきスピードで進歩、発達をとげております。そのかげには、当事者たちの並々ならぬ苦心と努力があり、その結果、技術開発、自然開発、さらには宇宙開発となって、大きな発展へとつながってきま […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第20話 有象無象(うぞうむぞう) 種々雑多な物や、ろくでもない人達などを形容するのに、「うぞうむぞう」と言います。「有相無相」と書くのが本来なのですが「有象無象」が一般的になりました。象と相(姿)は同じ意味をもっています。「現象」という言葉の「象」にあた […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第19話 恩恵(おんけい) 感謝の気持を表わす「恩」という言葉があります。この字は「因」に「心」を組み合わせて作られています。私たちが生きていくには、大小さまざまな無数の支えがあり、そうした支えがなければ生きていけません。 たとえば、お米について考 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第18話 会釈(えしゃく) 軽く頭を下げ挨拶することを、普通「会釈」といいますが、その語源は「会得解釈」で、始めと終わりの字をとって「会釈」となりました。体で理解することです。 会得とは、物事の条理を理解し納得することで、解釈も同じような意味ですが […]