/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第9話 意地 (いじ) 「意地悪」「意地を張る」「片意地」などと使われる「意地」という言葉があります。「意地」とは本来、素直な心のことで、何ものにもとらわれず、片寄らぬ純粋無垢の心、またはそのような心の状態だといっていいでしょう。 人間の体には […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第8話 浮き世 (うきよ) 私たちの人生には、とかく苦悩が多い。心の持ち方で何とか乗り超えてはいますが、住みにくい世の中であることは、いつの時代の人々も感じていたようです。それを称して古人は「憂き世」といったのですが、そうした受け止め方を、仏教では […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第7話 安心 (あんしん・あんじん) 安らかな心と書いて、「安心」。「あんしん」と読む場合と「あんじん」と読む場合があります。心が安定している状態のことをいいますが、その反対の不安を考えてみると、心の持ち方ひとつなのですが、頼りにするものが頼りにならなくなる […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第6話 挨拶 (あいさつ 人間関係すべて挨拶に始まって、挨拶に終わるといいます。 よそのお宅を訪問したとき、黙って入る人はいないでしょうし、帰るとき無言で立ち去る人もいないでしょう。「挨」は聞く、「拶」は交わるの意味があります。心を開きあい、ふれ […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第5話 諦める (あきらめる) 一般的には、どうにかしようという気持ちを捨てさせることで、消極的なマイナスイメージをもっていることばです。 この語は、仏教に起源をもっていますが、仏教では最高のプラスイメージをもったことばなのです。 「諦」は、「真実」を […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第4話 有為転変 (ういてんぺん) 「有為」はインド古語のサンスクリット語に語源をもつ漢訳語です。「集まり和合してもろもろの条件によって作られたものが有為である。」と定義され、直接、間接の原因によって成立したこの世のあらゆる諸現象をいいます。そして作られた […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第3話 一大事 (いちだいじ) 「これは一大事」などと用いられますが、「法華経」(ほけきょう)というお経の一節に「一大事因縁」(いちだいじいんねん)とあります。これはお釈迦さまがこの世に現れた「理由」のこと。その理由とは、さとった偉大な人の知恵をもって […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第2話 阿 吽 (あうん) 大相撲の放送で、「両者、阿吽の呼吸を合わせて……」などといいますが、二人の息や心が、ぴたっと一致することをいいます。 「阿吽」は、インドのサンスクリット語に語源をもち、「阿」は口を開いて発する最初の字音であり、「吽」は口 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第1話 ありがとう お釈迦様の教えである仏教は、人間としての生き方、考え方を説き示されたものですが、仏教が日本に伝来して1500年ほど経ちました。初めのうちは宮中や貴族の間において信仰されていたものが、しだいに庶民の間にも広まっていき、そし […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教のわかる話 第67話 扇子(せんす)とお経の関係 扇子というと現在では涼をとるために使われたり、和服の時に身装をととのえる一環として用いる場合が多い。 この扇子は従来、わが国では、神官の持つ笏(しゃく)を重ねたものといわれているが、インドや中国の古い経本はみな横長 […]