/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第24話 学生(がくしょう) 仏教の理論というのは、二千数百年来、多くの人々によって語られ、しだいに複雑化していきました。 そこで、理論を学びたいという僧侶たちを学問寺(がくもんでら)のようなところに集めて、仏教の数理をことこまかに学習する施設が作 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第23話 引導(いんどう) 「もうそろそろ彼には引導を渡すときがきたようだ」とか「ついに部長から引導を渡されたよ」というように、一般には「引導を渡す」という言葉は、終止符を打つ、最後通告といった意味で使われます。 これは、葬儀という人生最後の告別式 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第22話 お釈迦(おしゃか) ものがこわれたときに、「おしゃかになる」。できそこないのものができたときに、「おしゃかが出る」といいます。 この言葉は、特に、鋳物(いもの)業者の間で使われていたようで、一説によると、鋳物を作るときの火が強すぎることを、 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第21話 開発(かいはつ) 現代社会では、科学文明・物質文明が、驚くべきスピードで進歩、発達をとげております。そのかげには、当事者たちの並々ならぬ苦心と努力があり、その結果、技術開発、自然開発、さらには宇宙開発となって、大きな発展へとつながってきま […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第20話 有象無象(うぞうむぞう) 種々雑多な物や、ろくでもない人達などを形容するのに、「うぞうむぞう」と言います。「有相無相」と書くのが本来なのですが「有象無象」が一般的になりました。象と相(姿)は同じ意味をもっています。「現象」という言葉の「象」にあた […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第19話 恩恵(おんけい) 感謝の気持を表わす「恩」という言葉があります。この字は「因」に「心」を組み合わせて作られています。私たちが生きていくには、大小さまざまな無数の支えがあり、そうした支えがなければ生きていけません。 たとえば、お米について考 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第18話 会釈(えしゃく) 軽く頭を下げ挨拶することを、普通「会釈」といいますが、その語源は「会得解釈」で、始めと終わりの字をとって「会釈」となりました。体で理解することです。 会得とは、物事の条理を理解し納得することで、解釈も同じような意味ですが […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第17話 大袈裟(おおげさ) 「袈裟」(けさ)というのは、インド・サンスクリット語の「カシャーヤ」が中国に伝わり「袈裟」と音訳されたものです。茶色や褐色の薄汚れた感じの布を意味しましたが、やがて修行者の着ている衣のことをいうようになりました。 本来、 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第16話 愛嬌(あいきょう) 「愛」という字を分解すると、相手の「心」を「受」けると書きます。これは、相手の立場に立つ思いやりのことで、「敬」には、うやまう・つつしむという意味があり、「心の内に愛情をもって敬う」ということから、にこやかな親しみやすい […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第15話 悪魔(あくま) 単に「魔」ともいい、修行のさまたげになるもの、あるいは死にいたらしめるものを意味するサンスクリット語の「マーラ(魔羅)」を語源としています。伝説によると、お釈迦さまが修行をしているとき、悪魔の王パービーヤスが自分の三人の […]