/ 最終更新日時 : 2019年9月2日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第97話 入院(にゅういん) 日常生活の中で「入院」「退院」の語はよく使われますが、この場合の入院とは病気や負傷を治療するために、ある期間病院に入ることで、退院とは病気や負傷が治って、自宅に戻ることをいいます。 院には、垣根という意味があり、垣根に囲 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第96話 兎角(とかく) 「とかく」を「兎角」と書くのはあて字です。「兎角に人の世は住みにくい」と夏目漱石も言っていますが、あれこれとか、ともすれば、とにかくといったように使われる兎角。ありえないもの、あるいはありえないのにあると見てしまうもの […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第95話 道場(どうじょう) 「道場」といえば、誰でも思い浮かべるのは柔道場や剣道場でしょう。そのほか囲碁や将棋の教習所、カラオケ教室なども「道場」と呼んでいるところがあります。「道場」とは本来「仏道修行場」のことで、略して「道場」といいます。仏道 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第94話 道具(どうぐ) 農業にとっては鎌やくわ、大工さんはのこぎりやかんな、コックさんなら包丁やまな板というように、どんな職業にも、それに必要な用具があり、それを「道具」といいますが、もとは仏教の言葉で「仏道用具」がつまって「道具」というよう […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第93話 除夜(じょや) 一年三六五日、その最後の日が大晦日(おおみそか)ですが、この大晦日の「晦(かい)」という字は暗いとか闇という意味です。旧(陰)暦の三〇日は、月がまったく姿を見せない文字通りの闇夜であるため、この日を月がこもるということで […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第92話 投機(とうき) ふつう「投機」といえば、経済用語として受け取る人が多いのではないでしょうか。市価の変動によって生じる差額を、自分の利益として得るために行う商取り引き、つまり株などの相場に賭けることを一般には投機といいます。 しかし、 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第91話 通(つう) プロではないけれど、その方面についての知識、能力をもっている人のことを「通」といいます。「食通」(最近ではグルメというが)「外国通」「パチンコ通」までさまざまあります。通といわれている人は、たいがい自分の持っている知識 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第90話 塔(とう) 「塔」といえば、英語の「タワー」。東京タワーやパリのエッフェル塔、あるいは五重の塔などをイメージする人が多いことでしょう。もとは、インド・サンスクリット語の「ストゥーパ」が中国で音訳されて「卒塔婆(そとば)」と書かれ、 […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第89話 知事(ちじ) 静岡県知事とか東京都知事などのように、都道府県を統轄代表する首長のことを「知事」といいます。この語源はインド語の中にみられ、中国に伝えられて、特に禅宗寺院において事務の運営をつかさどる責任ある役職名として使われ、現在で […]
/ 最終更新日時 : 2019年5月12日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第88話 通達(つうたつ) 「当局からの通達により○○となりました」というように「通達」という言葉は主としてお役所用語で、上級機関から下級機関に下される指令の通知のことをいいます。もとは仏教の言葉で、矢を射抜くとか、針で刺し貫くことの意味をもって […]