新年修正会について

悔過修正(けかしゅしょう)

私共は一年間平穏無事に送る事が出来ますよう新年に祈願をしますが、一年を送っていくうちに人は心の変化により大なり小なりの過ちで罪をつくる場合があります。罪といっても人をあやめたり、大きな傷害事件の事でなく、他の人をののしったり、間違った言葉等でついつい反省させられる事があります。
その事が大事なのです。
当山ではその意味で一年間の反省をする仏名懺悔会(ぶつみょうさんげえ)という行事を年末に行います。
仏様の名前をとなえ懺悔文を読誦して過ぎしあやまりを強く反省し、正しきに置き直し修正の日を迎えることになります。

新年修正会

「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」という格言がありますが、元旦とは元日のよい日、吉日(きちじつ)ともいい一年の始まりの日と辞書では記されています。
新しい年を迎えることは新鮮な気持ちを感じとり「いま生命(いのち)のあることの尊さを重んじ御先祖様を敬うことを念じ本年も平穏なることを祈念して力強く歩む」という出発点でもあるのです。
日々新たなる発見と想像に向って精進することで当山では一月一日にその行事が行われています。