/ 最終更新日時 : 2020年10月28日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第114話 分別(ふんべつ) 「分別のある人だ」とか「不燃ごみの分別収集」というように使われる「分別」という言葉は、一般的には「ぶんべつ」と読まれ、ものの道理や常識をよくわきまえているとか、別々に分けて整理するという意味に使われます。仏教では「ふんべ […]
/ 最終更新日時 : 2020年10月1日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第113話 不退転(ふたいてん) よく政治家の先生方が「不退転の決意で、断固実行あるのみです」などと用い、おなじみの言い回しではありますが、現在ではこの言葉を用いる人々の姿勢が、まったく猫の目のように変わるので、この言葉の意味もあいまいになってしまいそう […]
/ 最終更新日時 : 2020年8月28日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第112話 普請(ふしん) 家を建てるとか、道路を補修することを「家普請」とか、「道普請」といいますが、最近は「建築」とか「道路工事」という表現が多くなってきて、「普請」という言葉も聞かれなくなりました。昔は、家を建てたり、道路を補修するときは、近 […]
/ 最終更新日時 : 2020年8月14日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第111話 不借身命(ふしゃくしんみょう) 以前、貴乃花が横綱昇進の挨拶で有名になった言葉ですが、その意味するところは甚だ深いものがあります。仏教で「身命を捧げる」という場合、絶対的な自己犠牲を行うときに用います。この言葉は、単なる心構えのレベルではなく仏教修行、 […]
/ 最終更新日時 : 2020年7月3日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第110話 無事(ぶじ) 病気や事故など、何事もなく平穏なことで、「ご無事でなによりです」とか「ご無事でお過ごしですか」などと日常的によく使われる言葉です。また「仕事が無事終わった」とも使われます。この「無事」も仏教の言葉から転用されたもので、一 […]
/ 最終更新日時 : 2020年5月30日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第109話 不思議(ふしぎ) 「世にも不思議なできごと」とか「実に不思議な現象だ」というように使われる「不思議」という言葉は、一般的には、奇跡的なとか、思いがけないとか、考えられないなどの意味に使われています。 語源は古代インドのサンスクリット語で、 […]
/ 最終更新日時 : 2020年5月30日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第108話 般若 (はんにゃ) 般若というと、恐ろしい形の鬼女のお面を連想する人が多いことでしょう。なぜ鬼女の面を般若とよぶようになったかは定かではありませんが、奈良の般若坊という人が作り始めたからともいわれています。般若はインド古語サンスクリット語の […]
/ 最終更新日時 : 2020年2月29日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第107話 提唱(ていしょう) なにかとよい案とか、よい方法を示し、説明して賛否を問い、批判を仰ぐことを提案といいますが、これとよくにた言葉に「提唱」があります。「アメリカのドット夫人の提唱により父の日が制定されました」というように「提唱」という言葉は […]
/ 最終更新日時 : 2020年5月30日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第106話 涅槃(ねはん) 二月十五日には、お釈迦さまがお亡くなりになった日ということで「涅槃会(ねはんえ)」を執り行う寺院も多いことでしょう。「涅槃」というと、一般には「死」を意味しますが、原語はインド古語のサンスクリット語の「ニルバーナ」で、そ […]
/ 最終更新日時 : 2019年12月10日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第105話 平等(びょうどう) 『平等』とは、「かたよりや差別がなく、すべてのものが一様で等しいこと」とあります。神の前にすべての人は平等であり、法の下にすべての人は平等であるというのが欧米流の近代社会の通念となっています。ところが現実的には昔からの慣 […]