/ 最終更新日時 : 2022年8月31日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第134話 六根清浄(ろっこんしょうじょう) 以前は富士山など高い山へ登るときには「お山は晴天、六根清浄」とかけ声をかけながら登山したものです。 日本では昔から多くの山には神仏がまつられ、山全体が信仰の対象となっていました。登山の際には衣服や心身を清浄して、その心構 […]
/ 最終更新日時 : 2022年8月1日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第133話 蓮華(れんげ) レンゲといえば春に道端などに咲く草をいいますが、ここでいう蓮華は沼や池などに咲くハスの花のことです。 仏教においては、なくてはならない花の一つです。 古代インドでは蓮華蔵世界といってハスの花の中に一つの宇宙を考えていまし […]
/ 最終更新日時 : 2022年7月4日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第132話 料簡(りょうけん) 「料」は考え、「簡」は選ぶという意味があります。師匠が弟子たちをさとりに導くための臨機応変の手段で、四つの方法があり「四料簡」といわれています。 一、自分自身を見つめることをやめさせ、見えたり聞こえたりする周りのものごと […]
/ 最終更新日時 : 2022年5月27日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第131話 律儀(りつぎ・りちぎ) 「あの方は、りちぎなお方でして」と使われる「りちぎ」は、真面目で堅ぶつな人のことを言います。 仏教では「りつぎ」と読んで、身体的行為と言語的行為とが習慣づけられたことを意味します。外面に表現されず、他人にも示されない習慣 […]
/ 最終更新日時 : 2022年4月28日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第130話 無常(むじょう) 『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。』と「平家物語」の冒頭にあります。 私たちは、とかく外界の事物を固定的なものとしてながめる習慣がつい […]
/ 最終更新日時 : 2022年3月29日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第129話 唯我独尊(ゆいがどくそん) 「彼の考えは唯我独尊だ」というように「身勝手な」とか「ひとりよがりの」という意味で使われるこの言葉ですが、お釈迦さまがお生まれになったとき、七歩あるいて右手は天を、左手は地を指さして「天上天下 唯我独尊」と言われたという […]
/ 最終更新日時 : 2022年3月1日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第128話 利益(りやく) 「利益」という字は二通りの意味で使われています。「りえき」と読めば「もうけ」とか「とく」であり、「りやく」と読めば「神仏が人々などに恵みを与えること」の意味となります。神仏に祈ることによって、ある種の結果がもたらされると […]
/ 最終更新日時 : 2022年2月2日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第127話 油断(ゆだん) 「油断大敵」とか「油断も隙すきもない」などと使われるこの言葉の語源には、二つの説があります。 そのひとつは、昔インドのある王さまが家来の心を試そうとして、なみなみと油を入れた鉢を両手に持たせて、人通りの多い道路を歩かせる […]
/ 最終更新日時 : 2021年12月28日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第126話 融通(ゆうずう) 「お金を少し融通してほしいのだが」とか「仕事を融通してみましょう」などと、日常よく使われるこの言葉は、金品の貸し借りや、やりくりをする場合に主として用いられます。この場合、障害もなくスムーズに通用させるといったような意味 […]
/ 最終更新日時 : 2021年11月30日 takegami 仏教から生まれた日常の言葉 第125話 面目(めんもく) 「面」は顔、「目」は眼で、総じて顔のことです。顔は自分を代表する体の部分であり、姿かたちの中心です。「面目」は、名誉、体面の意味を表わすときは「めんぼく」と読み、顔を意味するときは「めんもく」と読むと辞書にはあります。 […]