/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第81話 「地蔵買うた」四天王 四天王とは古くからインド人の間で須弥山(しゅみせん)という天上界にある大宇宙の四方の門を守護する神として信仰され、のちに仏教にとり入れられ、五世紀に書かれた『俱舎論』(ぐしゃろん)にくわしく説明されている。今日でも寺院の […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第80話 「ギャティギャティ ハラギャティ」 加持祈祷する時に唱える言葉を「陀羅尼」(ダラニ)といい、唱えることによって仏の教えを心に保ち、その加護にあずかるというので、いろいろな種類の陀羅尼が唱えられる。 一例をあげれば、『般若心経』の最後の部分に陀羅尼がある。す […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第79話 「寺」と「院」のちがい 多くの寺院には、清水寺、知恩院、成田山というように、寺や院や山の名前がついているが、ともに寺院としての機能をはたし、仏像をまつり礼拝や修行の場所であることには変わりがない。 もともとインドでは、寺院は僧園(僧伽藍)と呼ば […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第78話 お寺の分類法 わが国には現在約七万の寺院があるといわれるが、それぞれの寺はその活動目的によって、菩提寺、祈祷寺、修行寺に大別できよう。こうした名称がそれぞれの寺についているわけではなく、また一寺でこれら三つの目的を兼務するところもある […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第77話 恐れ入谷の鬼子母神 「恐れ入谷の鬼子母神」は東京下谷にあり、朝顔市で有名だが、「恐れ入った」を地名の入谷にかけた洒落言葉である。ではなぜ恐れ入ったのか。 鬼子母神(きしもじん)はインドの女神でハリティといい、五百人(あるいは千人)の子を生ん […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第76話 お中元はお盆から始まったのである 盆と正月は一年のうちに必ず訪れるわが国最大の行事のあるときである。正月は年の始めであり、盆は一年のなかばで、過ぎ去った半年への反省とこれから半年への展望をするのによい時期である。 盆には「御中元」という贈答の習慣がある。 […]
/ 最終更新日時 : 2024年8月24日 takegami 仏教のわかる話 第75話 勢至菩薩は悲劇の秀才 勢至菩薩は智慧の象徴として、慈悲の観音菩薩と共に阿弥陀仏の脇侍であるが、どういうわけか中国でもわが国でもあまりパッとしない。 『観無量寿経』には「智慧の光を以てあまねく一切を照らし、三途を離れしむるに無上の力を得たり。是 […]
/ 最終更新日時 : 2023年4月10日 takegami 仏教のわかる話 第74話 お釈迦さまの誕生日 セナールという学者は、「釈迦はインドの太陽神話に出てくる架空の人物だ」と『仏陀の伝説』の中で述べているが、仏教の開祖である釈迦は実在の人物でない、という意見がかつてあったことは事実である。 しかし、一八九七年にペッペがネ […]
/ 最終更新日時 : 2023年2月27日 takegami 仏教のわかる話 第73話 仏法僧の三宝 わが国の代表的人物である聖徳太子は、七世紀に『十七条憲法』を発布し、その第二条に「篤く三宝を敬え、三宝とは仏法僧なり」と記し、三宝を敬うことによってわが国を正しく治めようとした。「仏法僧」というと、おそらく鳥の名前だろう […]
/ 最終更新日時 : 2023年1月30日 takegami 仏教のわかる話 第72話 香典返しのしきたり 香典はもともと、故人の菩提をとむらうために仏前にたむける香の代わりで、遺族を助ける意味もあり、お返しする性質のものではない。しかし、仏弟子が師匠から遺具の形見分けを貰うように、お返しをすることが故人の供養になるところから […]